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直鞍地域の中学生が国際交流 地球温暖化や教育格差について議論

発表後の集合写真=ちょっくらJr.グローバルキャンプ

発表後の集合写真=ちょっくらJr.グローバルキャンプ

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 直鞍地域の中学生が海外の学生と交流する「ちょっくらJr.グローバルキャンプ」が9月13日~15日の3日間、福岡県立少年自然の家「玄海の家」(宗像市)で開かれ、国際交流と将来の夢について考えた。主催は直鞍地域未来の地域リーダー育成プログラム 実行委員会。

地球温暖化について話し合う様子=ちょっくらJr.グローバルキャンプ

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 同プログラムは、福岡県と直方市、宮若市、鞍手町、小竹町の4市町が合同で、未来の地域リーダーを育成する目的で開かれた。プログラムには、4市町の中学生21人と、立命館アジア太平洋大学に在籍するウクライナやバングラデシュなど6カ国の留学生が参加した。

 3~4人の6チームにそれぞれ1人の留学生がメンターとして付き、それぞれの国のダンスやゲームなどを練習し、祭りとして披露したり、各国の地球温暖化の影響や教育格差の課題に触れ解決策を考えたりする国際交流と、自分自身の価値観を深堀りし、将来の夢について考えるワークショップが行われた。最終日には、3日間のプログラムで起きた自分の変化、将来の夢とモチベーショングラフを生徒一人一人が発表した。

 参加した中学3年の尾崎架音さんは「最初は英語が苦手だったが、この3日間を通して英語を勉強する意欲が高まり、海外の方と話す楽しさを知ることができたので、とても良かった」と振り返る。

 福岡県人づくり・県民生活部私学振興・青少年育成局青少年育成課企画監の西川幸子さんは「初日はみんな緊張していて見えない壁のようなものを感じていたが、3日目は留学生と中学生の距離も近く仲良くなっていて、発表も堂々として素晴らしいものだった」と話す。

 コーディネーターの「7世代先へ」の日高将博さんは「今まで国名だけだったものが、人の顔が思い浮かぶ関係になったのでは。この3日間のキャンプで挑戦し続けたことに自信を持って、将来は世界で活躍してほしい」と期待を寄せる。 

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