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直方で「手話の日」に初のこども教室 小学生らが手話で交流

企画した直方市聴覚障害者協会と直方市手話の会のメンバー

企画した直方市聴覚障害者協会と直方市手話の会のメンバー

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 今年6月に施行された法律で「手話の日」と定められた9月23日、直方の中央公民館(直方市津田町)で「こども手話教室」が初めて開かれた。主催は直方市聴覚障害者協会。

手話を使った伝言ゲーム=直方市で「手話の日」に初のこども教室

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 同教室は、広く手話への理解と関心を深め、手話による意思疎通がしやすい社会の実現を目指して企画された。

 主催した同協会の篠原耕一会長は「これまでは市内の限られた小学校でしか手話を教える機会がなかった。全ての子どもたちに学んでほしいという思いで、今回の開催に至った」と話す。

 当日は、市内の小学生36人とその保護者が参加。手話でのあいさつや自己紹介のほか、伝言ゲームなどを通して手話に親しんだ。

 参加した吉里羽琉さんは「ゲームで分かりやすく学べた。覚えた手話を生かしたい」と話していた。

 母親が勤める病院で聴覚に障害のある人と接する姿を見て興味を持ったという沖中瑛仁君(小4)は「生活で使う言葉を学べて楽しかった」と話し、妹の結糸さん(小2)も「難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。

 篠原会長は「子どもたちの覚えが早くて驚いた。今後も、こうした楽しく学べる機会を続けていきたい」と話す。

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