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嘉麻の上山田線廃線跡で「トロッコフェスタ」 秋の紅葉も見頃に

春のトロッコフェスタの様子

春のトロッコフェスタの様子

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 嘉麻の「山田活性化センター」(嘉麻市熊ヶ畑)近くで10月26日、廃線になった旧上山田線の線路を走るイベント「トロッコフェスタ in Yamada」が開かれる。

乗車できる機動モーターカー=嘉麻の上山田線廃線跡で「トロッコフェスタ」(写真提供=嘉麻市)

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 今年で29年目を迎える同イベント。1966(昭和41)年3月から1988(昭和63)年8月まで地域の石炭運搬のために使われていた上山田線の廃線跡を利用した全国でも珍しい取り組み。1996(平成8)年10月に第1回を開催して以来、毎年、春と秋の年2回開催している。通常、廃線跡は撤去され道路や遊歩道に転用されることが多いが、熊ヶ畑地区では県道と並行していたため線路を撤去する必要がなく、このユニークなイベントが誕生した。毎回300人~500人の来場者があり、過去には北は秋田県から、南は南大東島からの来場者もいたという。

 目玉は、1972(昭和47)年製の機動モーターカーで走るトロッコ乗車体験。線路の点検・維持管理に使われていた車両は屋根のないオープンタイプで、往復2キロを10分弱で駆け抜ける。

 春には青々とした新緑や花々が楽しめるが、秋は特に美しい紅葉が最大の魅力。爽やかな風を感じながら、山あいの景色を間近で楽しめる。

 実行委員会の谷川正守会長は「雨が降ったら中止なので、何とか一日、天候が良くなってほしいと願っている。風が気持ち良く爽やかで、風景も素晴らしいので、ぜひ多くの方に体験してほしい」と来場を呼びかける。

 会場の隣にある山田活性化センターでは、地元の新鮮野菜や手作りのみそ、おからかりんとうなどを販売する。

 開催時間は10時~15時。

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