嘉麻の光代新橋下(嘉麻市上臼井)の河川敷で11月1日、「Bamboo(バンブー)灯籠まつり」が開かれる。主催は、竹を活用した地域作りを目指す団体「KSC(Keep Smile Connect)」。
竹林整備で伐採した竹を使った竹灯籠作り体験の様子=嘉麻で「Bamboo灯籠まつり」(写真提供=KSC)
同団体は、放置竹林の拡大が課題となっている嘉麻市で、「筑豊から竹豊へ」を掲げ、竹の可能性を生かした地域作りや産業化に取り組んでいる。
KSC代表の高松美紀さんは「このまつりは竹林問題の解決に向けた第一歩。そして嘉麻から新たな産業を生み出そうと奮闘する団体があることを知ってもらうためのイベントでもある」と話す。「温かく見守り、応援してくれる人が一人でも増えることを願い、『灯籠の明かり』をともす」とも。
当日は、竹林整備で伐採した竹を使った竹灯籠作り体験や自然素材を使った工作体験、モウソウダケメンマ入りの焼きそばの試食などを行う。併せて、夜の遠賀川を体験できるナイトカヌーを行うほか、嘉麻市防災課による防災ブース、国土交通省の災害対策用機械の操作員が着る「TEC-FORCE」の制服を着用して撮影できるコーナーも設ける。
高松さんは「竹灯籠の幻想的なライトアップに加え、竹工作や防災体験など、竹と地域の魅力を感じられる内容。家族や友人と一緒に来てほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は17時~20時。雨天時は碓井住民センターホールで開く。駐車場は「道の駅うすい」横の旧福岡銀行キャッシュコーナー前駐車場を、トイレは同道の駅の施設を利用する。