直方の「もちだんご村」(直方市下境)に3月5日、米菓メーカー「もち吉」(同)の新施設「もち吉工場直売所」がオープンした。当日は地元出身の浅香山親方(元大関魁皇)らが駆けつけ、市民ら約1200人が列を作った。
オープニング前に客を迎える準備をするスタッフ=直方に「もち吉工場直売所」開店
創業97年を迎える同社の新たな拠点となる同店。開店前に行われたセレモニーで、森田恵子社長は「日本の素晴らしい米と福智山系の清らかな水、職人の技で世界一おいしい煎餅を作っていきたい。長年サポートしてくださるお客さまに感謝している」とあいさつ。同席した大塚進弘直方市長は「1929(昭和4)年の創業以来、全国に直方の名前を広めてくれた街の広告塔。多くの人に支持される場所になることを期待している」と祝辞を述べた。
浅香山親方は「直売所でしか楽しめないものがたくさんある。地元の人たちはもちろん、全国各地から多くの人に足を運んでほしい」とエールを送る。会場では、「河内家」が「もち太鼓」の演奏を披露し、力強い音色が響き渡った。
店舗面積は同社最大で、通常の約2倍となる230種類のアイテムをそろえる。入り口すぐの「販売エリア」では、工場直送のあられ・煎餅、定番の和菓子を販売するほか、進物などのギフトコーナー、その場で精米した米を購入できる「精米処(どころ)」を設ける。直売所限定商品として、重量1キロ以上の「お楽しみ袋BIG(ビッグ)」(3,000円)も販売する。
「飲食エリア」には、焼きたて餅やつきたての餅を販売する「MOCHI CAFE」、もちもち麺のうどんを提供する「水車うどん」、毎朝職人が手作りする豆腐を販売する「とうふ工房」があり、出来たてをフードコートで味わえるようにする。
田川から訪れ1時間並んだという其田芳博さんは「気軽においしく食べられるので家族みんながファン。新しい店は広くてきれいでうれしい」と笑顔を見せる。先着1000人に「お祝い紅白小餅」を配り、田んぼ道まで続く長い行列が地域一帯を活気づけた。
村上秀樹常務は「出来たての鮮度にこだわり、筑豊・北九州全域のお客さまに愛される地域に根ざした店を目指したい」と話す。
営業時間は、店舗=9時~18時30分、CAFE=9時~16時、水車うどんもち吉工場直売所店=11時~15時。