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福智町・赤村を「ぬいぐるみ」8体が旅行 オーストラリアからも参加

ぬいぐるみ代行ツアー平成筑豊鉄道乗車体験の様子

ぬいぐるみ代行ツアー平成筑豊鉄道乗車体験の様子

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 福智町と赤村で4月8日~10日の3日間、ウナギトラベル主催のぬいぐるみ旅行代行ツアーが行われた。

「ふくちのやどかふぇ yori-toko」に宿泊= 福智町・赤村でぬいぐるみ旅行(写真提供=ウナギトラベル)

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 ぬいぐるみ旅行代行は、病気や障害、仕事などの理由で旅行できない人の代わりに、ぬいぐるみを旅行させることで旅行気分を味わってもらおうと、同社社長の東園絵さんが2010(平成22)年に始めたもの。「ぬいぐるみを通して旅先での新たな発見や出会い、国内外から参加するぬいぐるみ同士のつながりを通して広がる世界を楽しみに参加するお客さまも多い」と東さんは話す。

 同ツアーには、東京都、宮城県、シンガポール、オーストラリアなどから8体のぬいぐるみが参加。同企画は、赤村役場観光アドバイザーの武知眞一さんが東さんに声をかけ、実現した。

 ツアー初日は、赤村の「源じいの森」で歓迎し、たき火を囲んで宿泊。2日目は福智町の「炭火・鉄板焼ステーキ&ハンバーグ くずはら」でのハンバーグを食べ、「ふくちのやどかふぇ yori-toko(ヨリトコ)」に宿泊。3日目は平成筑豊鉄道で運転体験を行った。

 オーストラリアからの参加者は「ヨリトコとくずはら、どちらも気に入った。伝統と現代が融合し、とても感銘を受けた。ぬいぐるみのVic the Moose (ヴィック・ザ・ムース)を通して福智町と赤村の魅力を知ることができて楽しかった」と話していた。

 東さんは「日本人でもなかなか来られない場所のツアーを企画した。思ったよりも反響があり、販売開始1分で完売した。随所におもてなしを感じ、参加者も楽しんでいたようだ。持ち主が実際に訪れるきっかけになれば」と期待を込める。

 武知さんは「新しい発想で顧客に寄り添う時代。今回はその視点でも関係者の意識改革が進んだのでは」と振り返る。

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