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福智町で「赤坂・白髭神社神幸祭」 五穀豊穣願う

白鬚神社で獅子舞と稚児舞を行う昨年の様子(写真提供=福智町)

白鬚神社で獅子舞と稚児舞を行う昨年の様子(写真提供=福智町)

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 福智町の赤坂・白髭神社(福智町伊方)で5月3日~5日の3日間、「神幸祭」が行われる。

神輿を担ぐ氏子=福智町で春の「赤坂・白髭神社神幸祭」 (写真提供=福智町)

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 田川の祭りプロジェクトによると、田川地域では4月から5月にかけて30を超える神幸祭が行われる。神幸祭は、神の御幸が行われる神社の祭礼。みこしには神霊の宿る御神体が乗り、氏子の住む地域を巡った後、御旅所に泊まり、神社に戻る。

 福智町の赤坂・白髭神社の神幸祭は、農業が盛んな同地域で五穀豊穣を願い、戦前に始まったとされる。

 3日は伊方山笠競演会で始まり、4日・5日の2日間、山笠がはやしとともに町内を練り歩く。福智町企画振興課の和佐翼さんは「合戦絵巻を表現した山笠が電飾をまとい練り歩く様は迫力があり、担ぎ手の躍動感も見どころ。白髭神社の神事で行われる獅子舞や稚児舞も魅力的」と話す。

 同地域の倉石秀美さんは「担ぎ手は無理をせず、体調を優先して安全に行ってほしい。参加者が高齢化しているので、歴史あるこの祭りに若い人が関心を持ち、担ぎ手となり、絶やさないように続けてほしい」と期待を込める。

 和佐さんは「地域の方々の団結力を肌で感じられる機会。見る方も輪に入って楽しんでほしい」と呼びかける。

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