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直方にカフェ&キッズルーム「CAfe010・北風と太陽」 元保育士が開く

店の前で微笑む店主とスタッフの娘さん

店の前で微笑む店主とスタッフの娘さん

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 1階がランチとカフェメニューを提供する「CAfe010」、2階が子どもを一時預かりする「キッズルーム&子育てサポート 北風と太陽」(直方市須崎町、TEL 090-3148-4421)がオープンして、5月18日で半年がたった。

食材のバランスにこだわったランチプレート=直方市にカフェ併設のキッズルーム「CAfe010 / 北風と太陽」(写真提供=「CAfe010」)

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 店主で元保育士の西山尚美さんは「ファミレスで、お母さんが子ども2人を連れて入ってきたのを見た。子どもはじっとできないので、お母さんはすごく大変そうで、自分のご飯もゆっくり食べられない状態で、『お母さんも自分のご飯を楽しめる時間を作れたら』と思った。同時に、0歳から就学前までの子どもに体験してほしいことを、預かっている時間で提供したいと思い当店を立ち上げた」と話す。

 2階の「北風と太陽」では、モンテッソーリ教育を取り入れた「知育玩具」を備えるほか、壁に面した子ども用のボルダリングスペース、ままごとができるミニキッチンなどもあり、保育士のスタッフ2人で対応している。そのほか、さまざまな素材や道具で五感を刺激する感覚遊び「ぐにゅっとぷにゅっと」、親子の絆を深めながら子どもの発達を促す「ベビーマッサージ」や子どもの手形・足形をさまざまなモチーフに見立てて成長記録を残す「ぺたんこDEアート」などのイベントも定期的に開いている。

 カフェ、キッズルーム共にフロア面積は各66平方メートル。カフェはテーブル席20席、カウンター5席。大通りに面した大きな窓と、アンティーク家具で落ち着いた空間が特徴。「親子連れを対象としたカフェだが、子どもっぽくするのではなく、親子連れじゃない人も居心地の良い空間にしたかった」と西山さん。

 カフェでは、大人向けのメニューとして、毎日内容が変わりメインが選べる「ランチプレート(副菜3種・ライスまたはパン・サラダ・スープ付き)」(1,200円)、「サラダプレート」(1,100円)を、子ども向けのメニューとして、「キッズプレート」(770円)、「ジュニアプレート」(880円)、「離乳食(もぐもぐ期・かみかみ期・ぱくぱく期)」(440円~550円)を提供する。スイーツは、「バスクチーズケーキ」(500円)、「ガトーショコラ」(400円)などの定番のほか、旬のものを使った限定スイーツを用意する。

 メニューについて、西山さんは「味の偏りがなく、栄養バランスの取れたメニューを意識した。特にスープは野菜をたっぷり使い、手作りにこだわっている。自宅で何種類も副菜を作ったり、たくさん野菜を使った料理を作ったりするのは大変なので、実家に帰ってきたときの家庭料理のようなメニューにしたかった」と言う。

 半年たった今の手応えについて、「カフェのお客さまは好調で、直方市以外の飯塚市や田川市などの近隣の地域からも幅広く足を運んでもらっている。週3回以上通ってくださる常連もでき、手応えを感じている。一方で、預かり保育ができることを知らないお客さまもまだ多い」と話す。

 営業時間は、カフェ=11時~17時(火曜定休)、キッズルーム=10時~17時(火曜・日曜定休)。

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