
北九州市立大学の多文化共修イベント「花まつり」が5月25日、大任町の東迎寺(大任町大行事)で開催される。
北九州市立大学の実行委員会のみなさん=大任町・東迎寺で「花まつり」(写真提供=清藤隆春さん)
同祭は、田川地域に外国人が増えている一方で交流の場が少ないという問題意識を持った同大の清藤隆春准教授が始めた。寺は地域コミュニティーの中心としてハブとなる役割を担ってきた歴史があり、伝統的な祭りである「花まつり」の主催を留学生に任せたのがきっかけだったという。
5回目となる今回は田川病院の協力を得て、子ども向けの救急車試乗体験コーナーを用意。お茶会などの体験コーナーや海外文化を学ぶコーナーを設けるほか、地元を中心としたキッチンカーやマルシェなど20店舗が出店する。
清藤さんは「さまざまな文化を学び合い、互いを理解し、田川地域の人々に海外の多様な文化を学んでもらう場を作りたい。今後は防災をテーマにしたワークショップも開催したい」と話す。
学生代表で韓国仁川大学出身の羅美怜さんは「この祭りを通して、地域と外国人が互いを理解する時間になれば。ぜひ一緒に楽しんでほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は11時~15時。入場無料。