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飯塚・杜の舟で「風のみえる丘工芸展」 県内外からハンドメード作家集う

去年の様子(写真提供=coron)

去年の様子(写真提供=coron)

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 飯塚で福岡県内外から木工作品をメインとしたハンドメード作家が集まる「風のみえる丘工芸展vol.3」が6月27日~29日の3日間、「杜の舟」(飯塚市勢田)風の丘ホールで開催される。杜の舟とハンドメード作家coronさんの共催。

出展者のブース=飯塚で風の見える丘工芸展(写真提供=coron)

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 同展は2023年に始まり今年で3回目。主催で企画者の伊上由嘉子さんは「私が作り手になってすぐコロナ禍になり、人の集まるイベントはどこもなくなっていった。 少しだけ落ち着き始めたころ、翌年『杜の舟』が50周年を迎えることになり、杜の舟の50周年を盛り上げたいと思い始めたのがきっかけだった」と企画の経緯について振り返る。

 伊上さんは、6年前に働いていた福祉施設で木工を活動に取り入れようとヒントを探しに「杜の舟」を訪れたという。「仕事を通じて何度か訪問していると、毎回工房の玄関を開ける度、木の香りが違うことや、削ると冷たく感じる木があることや、硬くて重たい木があることなどを知っていった。木に対する興味がどんどん深まり、仕事だけでなくプライベートでも訪れるようになった」と話す。 

 今年は県内外から11人のハンドメード作家が出展し、喫茶コーナーでミニギャラリーも開く。「おかげさまで3回目。手仕事の温かさを感じられる工芸展。緑豊かな勢田の杜で心地よい風を感じながら工芸作品に触れ、作家の思いに触れることができるので、大勢の方にお越しいただけたら」と伊上さん。

 出展者で、鹿児島県大崎町でオーダーメードドアと木製雑貨を製作している「清水木工」の清水慎也さんは「 『笑顔になる木のカタチ』をテーマに作品作りに向き合っている。笑顔になれば、自然と幸せな気分になると思うから。今回は、木材本来の色味を生かした作品を中心に、少々間の抜けたキャラクターや、ドア製作の技法を応用した木製雑貨を持って行く。大量生産品にはない、手作りならではの温かみと個性。ここでしか出合えない、10人の作家によるそれぞれの『手仕事のカタチ』。ぜひ、お気に入りの作品を探しに来てほしい」と来場を促す。

 営業時間は10時~17時。入場無料。

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