学ぶ・知る

田川のカフェで狩猟相談会 現役女性わな・銃猟師が個別に対応

参加を呼びかける主催の浜田暖子さん(右)とグラントリノ店主の楠木禎二さん(左)(写真提供=浜田さん)

参加を呼びかける主催の浜田暖子さん(右)とグラントリノ店主の楠木禎二さん(左)(写真提供=浜田さん)

  • 2

  •  

 田川のカフェ「グラントリノ」(田川市奈良)で7月21日、狩猟相談会が開かれる。主催は「狩猟の学び舎ちくほうこんぱる」。

狩猟についての講習の様子= 田川で狩猟相談会(写真提供=浜田さん)

[広告]

 主催者で、わな・銃猟師である浜田暖子さんは「講習会で話したり、イベントを開いたりする中で、相談や質問を受ける機会が増えたが、『どこで誰に聞いたらいいか分からない』という声を多くいただいた。そこで多くの人に向けて狩猟の疑問を解消する窓口を作りたいと考えていたところ、同カフェの店主の協力で実現した」と話す。

 浜田さんは大学卒業後、国家公務員、飲食業、医療や輸送に関わる会社に勤めた後、狩猟免許を取得。福岡市から田川市に移り住み、ジビエ加工処理施設に勤めた後、現在はジビエペットフード専門店「NUMBER8」を運営しながら、同団体を立ち上げ活動している。

 同イベントは、狩猟に関するさまざまな疑問に猟師が個別で答えるもの。狩猟に関する漠然とした疑問から、狩猟免許の取得方法、銃所持の手続き、狩猟に用いる道具や装備、解体や精肉についてなど、具体的な道具や資料を用いて体験談も交えて話す。「狩猟仲間が欲しい」「いろいろな猟のスタイルを知りたい」などの相談にも応じる。

 浜田さんは「狩猟についての生きた情報の発信を定期的に続けることで、狩猟の振興に努めていきたい。相談会でコーヒーを飲みながら、狩猟や猟師について理解を深めてもらえたら」と参加を呼びかけている。

 開催時間は13時~19時(時間予約制)。参加費は30分1,000円(要ワンドリンクオーダー)。申し込みはインスタグラムとウェブサイトで受け付ける。 

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース