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福智町の小学生軟式野球「金田ジュニアクラブ」、2年連続全国大会出場へ

(左から)キャプテン福間煌汰郎さん、副キャプテン石光奏都さん、同副キャプテン木戸清透さん

(左から)キャプテン福間煌汰郎さん、副キャプテン石光奏都さん、同副キャプテン木戸清透さん

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 福智町の小学生軟式野球チーム「金田ジュニアクラブ」が、7月25日から和歌山県で開かれる全国大会「第30回高野山旗全国学童軟式野球大会」に出場する。

全国大会の切符をつかんだ瞬間(写真提供=金田ジュニアクラブ)

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 同チームは今年5月に開かれた福岡県予選で「木屋瀬バンブーズ」に勝利して優勝し、全国大会への切符を手にした。キャプテンの福間煌汰郎さんは「苦しいときもみんなで声をかけ合って乗り越えた」と振り返る。

 全国大会出場は、チームとして昨年に続き2年連続2回目。同大会には全国から44チームが出場し、今月30日までの期間中、トーナメント形式で優勝を争う。金田ジュニアクラブは26日の1回戦、高野山大学グラウンドの第5試合に出場し、埼玉県の「大宮クラブ」と対戦する。

 1979(昭和54)年、地域の保護者や野球愛好家たちによって設立された同チーム。現在、地元・福智町の小学1~6年生、計22人が所属する。「感謝と礼儀なくしてわが成長なし」を基本理念に掲げ、平日は週3回の練習に励み、土曜・日曜は交流戦や練習試合を重ねてきた。監督の嶌田英志さんは「福岡市など都市部に比べ、田川地区は人口減少で年々部員が減っている。部員数でハンデがある中で、当初チームは弱く悔しい思いもしたが、今は子どもたちがたくましく成長した」と話す。

 副キャプテンの木戸清透さんは「声をしっかり出して一戦一戦大切に戦いたい。目標は日本一」、同じく副キャプテンの石光奏都さんは「最後まで諦めずに一人一人がやってきたことを発揮したい」、福間さんは「苦しいときも声を出して、みんな笑顔で諦めずに戦いたい」と、それぞれ意気込みを見せる。

 嶌田さんは「昨年は2回戦で負けてしまった悔しさがある。守りが特徴のチームなので、まずは守り切って、つなぎながら勝利に結び付けたい」と全国大会での活躍に期待を込める。

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