
バレーボール男女U20ニュージーランド代表との交流事業が7月15日、田川市総合体育館(田川市伊田)で行われた。
カノアラウレアーズ福岡との交流試合(写真提供=カノアラウレアーズ福岡)
同事業は、北九州市で昨年「バレーボールネーションズリーグ」が開かれたことをきっかけに、国際バレーボール連盟、オセアニアゾーンバレー連盟、日本バレーボール協会との間で覚書が締結され、福岡県を拠点としてアジア・オセアニア地域の若い世代を対象としたバレーボールの普及・振興を目指す取り組みの一環。
主催の福岡県スポーツ企画課の成田健二係長は「両国の若い世代の競技力向上と国際交流が大きな目的」と話す。
今回初めて7月7日~16日、ニュージーランド代表の監督・選手男女合わせて24人が福岡県内で合宿。県内のVリーグ所属チームや大学との交流試合を行った。同チームは7月15日、Vリーグチーム「カノアラウレアーズ福岡」との交流試合や弓道体験、田川市長への表敬訪問も行った。
カノアラウレアーズ福岡の大西風歌キャプテンは「とてもフレンドリーで良いチームだった。カノアとの練習試合で練習量を増やすと言っていたので、ぜひ頑張ってほしい」と話す。
女子ニュージーランド代表のアンドリュー・キルハム監督は「若いチームでまだ成長途中だが、スピードと正確さのある日本のチームから多くのことを学んだ」、ケイト・クック選手は「プレーの仕方が全然違った。とても良い経験になった」と、それぞれ話す。
ボランティアで滞在をサポートした福岡医健・スポーツ専門学校の今田桃香さんは「言語が心配だったが、ジェスチャーも使いながらサポートできた。海外の人と交流できる貴重な機会になった」と話す。
成田さんは「日本の学生も積極的に英語でコミュニケーションを取っていた。若い世代が世界を目指す中、早い段階で視野を広げる機会になったのでは」と振り返る。