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飯塚の「鉄板焼梛座」が1周年 鉄板上でパフォーマンスも

ステーキをフランベする店主の田中秀一さん=鉄板梛座-nagiza-1周年

ステーキをフランベする店主の田中秀一さん=鉄板梛座-nagiza-1周年

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 飯塚の「鉄板焼 梛座(なぎざ)-nagiza-」が7月12日で1周年を迎えた。

Aコースのメイン料理に塩を振る様子=鉄板梛座-nagiza-1周年

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 店主の田中秀一さんは高校卒業後、料理の専門学校で学び、3つ星レストランのシェフがいる個人店など複数の店で修業し、28歳で独立。同店の前身「鉄板シャトーブリアン」を開店し、11年間にわたり経営した。その後、休業を経て昨年7月、同店を開いた。

 鉄板焼きを選んだ理由について、「もともとイタリアンやフレンチ料理を修業してきた。ホールもキッチンもやってきたが、キッチンが作ったものをホールがお客さまに提供するというスタイルが好きになれず、作ったものをそのままお客さまに提供でき、鉄板上でパフォーマンスもできるカウンター形式の鉄板焼きを選んだ」と話す。

 田中さんが料理人を目指すことになったのは高校卒業後のこと。それまでは父親の病院を継ぐと思っていたという。「高校卒業後に反抗期が来て、それまで勉強してきた医者の道を外れ、料理の道に進んだ。それでも28歳の頃に独立を後押ししてくれたのは両親だったので感謝している」と振り返る。

 店名の「梛座」は、10以上の候補の中から3人の娘に選んでもらい、満場一致で決まったという。「梛」は神社の御神木に使われる縁起の良い木で、「なぎ倒されない」「幸せな場所を作る」という意味がある。「コロナ禍で苦しい状況が続き、前身の『鉄板シャトーブリアン』を2年ほど休業し、父の病院の食事提供の仕事をしていた。コロナ禍が収まり、本当にやりたいことは何かと自分に向き合った時、『食を通して幸せになれる場所を作りたい』と改めて思い、新店舗のオープンを決意した」と田中さんは振り返る。

 店内にはカウンター11席を用意。「店名からは和食を想像するが、店内に入るとフレンチの高級感のある空間にしていて、そのギャップを大事にした」と田中さん。

 ランチメニューは「梛座特製 黒毛和牛レモンステーキ」(100グラム、2,050円~)、「和牛パスタじゅうじゅう焼き」(100グラム、1,450円~)などを提供する。ディナーは「Aコース(前菜2品・魚料理・黒毛和牛ステーキと焼き野菜・ご飯・香の物・デザート・コーヒーまたは紅茶)」(9,900円)、「ステーキコース(前菜・黒毛和牛ステーキ・焼き野菜・ご飯・デザート・コーヒーまたは紅茶)」(6,600円)などを用意する。

 田中さんは「お客さまの喜んでいる顔が見られるのが幸せ。お客さまのことを考えて料理を作るので、お客さまに合わせた味付けにしたり、カットの仕方を変えたりするなど工夫している。プロポーズや誕生日、法事の後の食事会など特別な日に(当店を)選んでもらえたら」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~22時。

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