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直方でリュウゼツラン開花 信号機に並ぶ、数十年に一度の光景

リュウゼツランのお盆にのせたような黄色い花が開花している

リュウゼツランのお盆にのせたような黄色い花が開花している

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 直方市の牟田池大行事前交差点で現在、数十年に一度しか花を咲かせないリュウゼツランが開花している。地面から6メートルの信号機と並ぶほどの高さまで茎を伸ばし、バナナのような房から細長い黄色の花が開花している。

地面から6メートルの信号機と並ぶ。奥に見えるのが大行寺=直方でリュウゼツラン開花

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 リュウゼツランは中南米原産の多肉植物。「竜の舌」のような形の葉が名前の由来とされ、100年に一度だけ花を咲かせる植物という意味の「センチュリー・プラント」とも呼ばれるが、日本では開花まで30~50年かかるといわれる。

 大行寺住職の草野法要さんは「現在は直方市の土地であるリュウゼツランがある場所は、昔は寺の土地だったようだ。寺の山号『草龍山』にちなんで、リュウゼツランを植えたのでは」と話す。

 直方市秘書広報課長の中込ふみさんは「7月上旬はつぼみの状態で、中旬には花が膨らみ、7月22日に開花した。既に下の方が黒くなってきている。暑いので8月上旬までしかもたないかもしれない。数十年に一度しか見られない貴重な機会。直方を訪れて見てもらえたら」と話す。

 草野さんは「駐車場がないことに留意していただき、できれば公共交通機関を利用してほしい。一生に一度見られるかどうか分からないので、ぜひ見てほしい」と呼びかける。

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