
毎朝市場の競りで買い付けた鮮魚の定食を提供する「タシブ水産」(田川市千代町8)が7月14日、田川にオープンした。
店主の田染慶ニ郎さんは日本料理店に6年間勤めた後、スーパーの鮮魚店で5年、鮮魚を扱う個人店で18年勤め、独立を決意した。妻の美穂さんは「もともと看護師として働いていたが、夫の挑戦を応援したいと思い、病院を辞めて店を手伝うことにした」と話す。
店頭には多くの祝いの花輪が飾られ、店内には取引先の漁師から譲り受けたという「大漁旗」が飾られている。店内には、カウンター6席とテーブル10席を用意し、テイクアウトもできるよう、大きな冷蔵ショーケースにはさまざまな種類の魚と刺し身を並べる。
「安い魚はどこでも食べられるが、当店で本当に新鮮でおいしい魚を食べてほしい」と慶次郎さん。魚は毎朝4時に始まる市場の競りで買い付けるという。
メニューは、「刺し身定食(上)」(1,650円)、「刺し身定食(特上)」(2,530円)、「海鮮丼(上)」(1,430円)、「海鮮丼(特上)」(2,530円)、「中落ち丼」「頭肉ほぼ肉丼」(以上1,100円)などのほか、その日限定の定食メニューなどを提供する。持ち帰り用のメニューは、刺し身をはじめ、ふぐの唐揚げやあら煮などの総菜も用意し、刺し身の盛り合わせやすしなどは予算に合わせ事前予約で受け付ける。
営業時間は10時~18時(イートインは11時~15時)。日曜・祝日定休。