
子育て世代と地域住民の交流イベント「子育てフェスタ」が8月10日、田川文化センター(田川市平松町)で開かれ、約2000人が来場した。主催はNPO法人「スカイラボサポートセンター」。
「はいはいレース」スタート地点で準備する親子=田川で「子育てフェスタ」
「社会的に孤立しやすい子どもに対して、地域の大人たちと交流し自然や文化に触れる機会を作りたい」という問題意識から2015(平成27)年に始まった同イベントは、今回で10回目を迎えた。
当日は、乳児対象の「はいはいレース」や親子で競うゲーム大会などのステージ企画を展開。会場には、木工体験や絵本の読み聞かせ、SDGsをテーマにしたカードゲームなどの体験ブースのほか、射的やヨーヨー釣りなどが楽しめる縁日コーナーも並んだ。地元飲食店による唐揚げやたこ焼きなどの飲食ブースも出店した。
生後8カ月の泰志くんと「はいはいレース」に参加した行橋在住の福田貴史さん・亜未さん夫婦は「同じ世代の参加者が多く、楽しい雰囲気だった。父を追いかけて泣く姿がいとおしい」と話す。
同NPO代表理事の川寄奈保美さんは「雨にもかかわらず、朝から想像以上の来場があり感謝している。50人以上のボランティアや協力企業のおかげで今年も開催できた。この温かい輪を広げ、子どもたちの笑顔を増やしていきたい」と話す。