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福智町で「グローバルキャンプ」 小学生が留学生と海外旅行を疑似体験

6カ国の留学生と記念撮影する児童

6カ国の留学生と記念撮影する児童

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 小学生が海外文化を体験する夏休みイベント「FUKUCHI グローバルキャンプ 2025」が8月18日、福智町の地域交流センター(福智町方城)で開かれ、小学生と留学生らが交流した。主催は福智町と7世代先へ。

フィリピンのブースで文化を体験する児童=福智町でグローバルキャンプ

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 同イベントは2022年に始まり、今回で4回目。7世代先への日高将博社長は「海外での就業経験から、地元の子どもたちが早い段階で異文化に触れ、広い視野を持って海外に興味を持つ機会を作りたいと思った」と開催のきっかけを話す。

 イベントには、立命館アジア太平洋大学に在籍するウズベキスタンやスウェーデンなど6カ国の留学生が参加。各国のブースでは、留学生が国旗や民族衣装などを使って自国の文化や暮らしを紹介した。参加した小学生は「模擬パスポート」を手にブースを巡り、スタンプラリー形式で留学生と交流。学んだことを発表する時間も設けられた。

 参加した森咲月さん(小5)は「インドネシアの『静寂の日』やミャンマーの日焼け止め『タナカ』、バングラデシュには6つの季節があることなどを知り、とても興味が湧いた」と笑顔を見せ、荒川ののかさん(小6)は「今まで海外にあまり興味はなかったが、このイベントを通して関心を持つことができた。貴重な機会になった」と話していた。

 企画に関わった同大の中川実優さんは「子どもたちが新しい世界の扉を開く瞬間を見ることができ、うれしかった」と振り返った。福智町企画振興課の植田圭美さんは「このイベントをきっかけに、何事にも挑戦する力を養ってほしい」と期待を寄せる。

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