
女子野球の全国大会に出場した直方市出身の江口星絆(せいな)さん・星杏(せいあ)さん姉妹が8月22日、大塚進弘直方市長を表敬訪問し、大会での活躍を報告した。
姉の星絆さんは女子硬式野球の強豪・神戸弘陵学園高校(兵庫県神戸市)の3年生。直方第二中学校卒業後、同校に進学した。小学校2年で野球を始め、高い出塁率を武器に、主にレフトや指名打者(DH)として約100人の部員の中からレギュラーの座をつかんだ。今春の全国高校女子硬式野球選抜大会では決勝に、夏の全国選手権では準決勝に、それぞれ進出する原動力となった。
妹の星杏さんは感田小学校の6年生。飯塚市の「穂波ベーブルース」で投手を務める。県選抜チーム「FUKUOKAガールズ」では主将兼捕手として、全日本女子学童軟式野球大会に出場した。
この日、姉妹は母の加奈子さんと共に直方市役所を訪れ、大塚市長と山本栄司教育長に結果を報告。野球を始めたきっかけや女子野球の現状、神戸での寮生活などについて歓談した。
星絆さんは「練習はきつかったが、楽しくもあった。就職後も野球を続けたい」と今後の抱負を語った。星杏さんは「全国大会は1回戦で負けて悔しかったが、次の大会では頑張りたい」と前を向く。
大塚市長は「『好きこそものの上手なれ』という言葉がある。競争は激しいと思うが、今後も活躍してスポーツを通じて地域を元気にしてほしい」とエールを送った。