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飯塚・麻生看護校で卒業式 国試9年連続全員合格、医療の道へ  

「麻生看護大学校」の卒業生64人が出席した

「麻生看護大学校」の卒業生64人が出席した

 麻生看護大学校(飯塚市芳雄町)の「令和7年度 卒業証書授与式」が3月4日、飯塚コスモスコモン(飯塚市飯塚)中ホールで開かれ、卒業生64人が出席した。

卒業を喜ぶ「麻生看護大学校」の卒業生=飯塚・麻生看護校で卒業式(写真提供=麻生看護大学校)

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 同校は、2017(平成29)年から9年連続で看護師国家試験合格率100%を達成。その理由について、同校校長代行の鈴木葉子さんは「チューター制度やピアサポート制度を取り入れ、悩みや経験を共有し支え合う活動を重視している。学生たちが自律し、主体的に学び合う姿勢が結果につながっている」と話す。今年の卒業生は、「入学当初から互いを思いやる心とコミュニケーション能力が高く、強い団結力で学校生活を送ってきた」(鈴木さん)という。

 式には、卒業生や保護者、来賓らが出席。国歌斉唱の後、卒業証書が授与された。在校生代表の久永晄暖(ひなた)さんは「学校生活や行事で率先してリードしてくれる先輩は、頼りになる憧れの存在だった。先輩たちのようにリーダーシップを取り、一日一日を大切に努力し仲間を支え合っていきたい」と送辞を述べた。

 卒業生代表の稲冨萌さんは答辞で、入学当初の緊張や全寮制での生活、コロナ禍での制限を乗り越えた日々を回顧。「実習で出会った患者さまから『ここにおって』と言われた時、看護とは単なる技術の提供ではなく、心と心をつなぐ営みなのだと教えられた」と実習での経験を振り返り、「苦しい時はここで支え合った日々を思い出す。『この学年で良かった』と胸を張って言える仲間と共に、患者さまの希望をかなえられる看護師になりたい」と涙ながらに決意を話した。

 鈴木さんは「患者さまの声を第一に感じ捉えること、地域の多職種と自らコミュニケーションを取り、生活者を支え続ける視点を大事にしてほしい。既存の看護だけでなく、自ら生み出す看護を考え続ける人であってほしい」と、医療従事者として新たな一歩を踏み出す卒業生たちにエールを送る。

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