香春町のJR採銅所駅周辺で現在、約40本の桜が見頃を迎えている。
築100年を超える大正モダンな木造駅舎を彩る満開の桜満開の桜=JR採銅所駅の桜
同駅は1915(大正4)年に開業。築100年以上の木造駅舎は町の有形文化財にも指定されている。かつて銅を採掘していた歴史から名付けられた「採銅所」の地に立つ大正モダンな建物に多くの鉄道ファンが訪れている。
線路を挟むように咲く桜と、国鉄時代に作られたディーゼルカー「キハ147形」の風景は、この時季ならではのもの。東京から2度目の訪問という佐野博紀さんは「大正時代の駅舎と咲き乱れる花々が作る、桃源郷のような雰囲気が魅力。わざわざ福岡まで来る価値がある」と話し、神奈川から訪れた北山雄望さんは「車両と桜とのコントラストは日本を探しても、なかなかない風景」と話す。
同駅で活動する「カワラカケル」会長の小野沢春輝さんは「地元で愛されてきた電車と桜の景色は、今や『隠れた名所』。昔からの原風景を楽しんでほしい」と話す。
駅の第2待合室には、移住定住の相談窓口やレンタサイクルの貸出場所も設置されており、花見とともに周辺の散策も楽しめる。
見頃は4月上旬まで。桜の開花状況は気候により変動するため、最新情報の確認を呼びかけている。