
「カフェと小道具のお店 想(おも)い堂」(福智町弁城、TEL 0947‐28‐6228)が4月12日、約1年半の改装期間を経てオープンする。
築76年で2階建ての古民家を改修し、1階はテーブル15席、2階はカウンターとテーブル9席を用意。大正ロマンをモチーフにした店内に、店主の持丸冴絵さんが蚤(のみ)の市などで集めた家具や照明、建具などを並べる。2階のカウンターからは、田園風景が一望できる。
18年間保育士をしていた持丸さんは喫茶店巡りが趣味だったという。「まさか自分がカフェを経営することになるとは思ってもいなかった。夫の仕事のつながりで、この古民家を紹介してもらってから、本格的に考えるようになった」と振り返る。
同店は、夫・達也さんが水道設備会社を営む傍ら、DIYで改装を進めてきた。店は、長女の咲想(さらん)さんと冴絵さんの妹の藤村愛可さんの3人で切り盛りする。持丸さんは「家族の支えや地元の方々、知り合いの協力があって、やっとオープンできる。当店で、ゆっくりとした時間をコーヒーと一緒に味わってほしい」と話す。
「想い堂」の店名は、長女・咲想さんと、長男・想旺(そおう)さんの名前にある「想」の字を使ったという。「当店で日々の喧騒(けんそう)を忘れてリラックスし、ゆっくりと思いを巡らせられるような場所になれれば」とも。
メニューは、「東町珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所+C」(田川市夏吉)のコーヒー豆3種(コロンビア・グアテマラ・インドネシア産)をブレンドした「想い堂ブレンド」(550円)、「PAN HOLIC」(赤池)のゆごね食パンを使った「トーストプレート(サラダ付き)」(800円)、「プリンアラモード」(850円)などを用意する。
営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。祝日不定休。