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添田町「英彦山」で山開き 雨の中、400人が安全祈願

山開きに参加した(左から)行橋市の定村秀洋さん、作本英里香さん、福津市の大石久雄さん

山開きに参加した(左から)行橋市の定村秀洋さん、作本英里香さん、福津市の大石久雄さん

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 英彦山の夏山シーズン到来を告げる山開き「安全祈願祭」が英彦山神宮(添田町英彦山)奉幣殿で行われ、200人が訪れた。主催は添田町観光連盟。

英彦山神宮奉幣殿で雨の中行われた安全祈願祭

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 英彦山は日本二百名山の一つで、出羽三山(山形県)、大峰山(奈良県)と共に日本三大修験山の一つ。山全体が英彦山神宮の御神体とされている。

 登山者の安全祈願祭では、添田町の職員らが訪れた登山客に手ぬぐい450枚を手渡した。田川警察署の警察官はチラシを手渡し、登山に際しての注意を呼びかけた。

 添田町商工観光振興課の佐々木弘紹さんによると、手ぬぐいは毎年、添田町の出来事をあしらったデザインで、今年は英彦山スロープカーの開業20周年と、「ひこさんホテル和」のリニューアルオープンにちなんだ絵を描いている。佐々木さんは「英彦山の自然を楽しみながら、安全に登山してほしい」と話す。

 田川警察署添田警部交番の安部英治所長は「軽装での登山は危険。装備を揃え、登山に適した服装を心がけ、当日の体調を考えて登山計画を立ててほしい」と呼びかけた。

 最初に手ぬぐいを受け取った春日市在住の上田智子さんは「普段は登山の祈願をしてもらうことがないので良かった」、友人で太宰府市在住の高原由紀子さんは「ちょうど花もきれいなので楽しみ」、行橋市から訪れた作本瑛里香さんは「普段は自分の下山の心配しかしないが、今日は周りの方の安全もお願いした」と、それぞれ話していた。

 添田町観光ガイドの会の藤田明則会長は「英彦山の三名花であるオオヤマレンゲ、ヒコサンヒメシャラ、ベニドウダンは、これから見頃を迎える。足元の花を楽しみながら登山してほしい」と呼びかける。

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