
田川法人会(田川市中央町3)青年部会のメンバーが7月1日、福智町金田義務教育学校の6年生児童81人を対象に「租税教室」を開いた。
(左から)田川法人会青年部の浅地祐太郎さん、田川法人会の小畑政喜専務理事
法人会は、正しい税知識を身に付けることで積極的な経営を目指す経営者から成る団体。田川法人会の小畑政喜専務理事は「法人会青年部会は、納税意識の高揚と税知識の普及啓発を図るため『租税教育』を柱に位置付けている。未来を担う子どもたちに、『税の仕組み・大切さ・税の使われ方』に興味を持ち、国や地域社会を愛する気持ちを持ってもらうため、この活動を行っている」と話す。
当日は、同部会の浅地裕太郎さんが教壇に立ち、どんな税金があるか、もし税金がなかったらどうなるかについて、クイズや動画を交えて分かりやすく説明。学費がいくらかかるかを伝えるため、10キロある1億円のレプリカを持つ体験も行った。
授業を受けた荒川ののかさんは「税金の大切さがよく分かった」、平島蒼獅さんは「税金がなかったら公園がなくなったり、橋の修理ができなくなったりすることが分かった」と、それぞれ感想を話していた。
担任の中野弦己教諭は「離席することが多い児童も、最後まで集中して聞いていた。税金に興味を持ってくれたのでは」と話す。
浅地さんは「お金や税金について考えることは、自分だけでなく町の未来を考える上で大切なこと。子どもたちの将来にとって良いきっかけになれば」と期待込める。
同部会では今後、猪位金学園、川崎小学校、後藤寺小学校などでも同様の教室を開く予定。