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大任町・東迎寺で「たべな祭り」 地域住民と留学生が食と文化で交流

日本の伝統文化である餅つき体験コーナーでは、子どもも大人も一緒にきねと臼を使って餅をつきながら交流を深めた

日本の伝統文化である餅つき体験コーナーでは、子どもも大人も一緒にきねと臼を使って餅をつきながら交流を深めた

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 大任町の東迎寺(大任町)で11月17日、「たべな祭り」が開催された。

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 北九州市立大学の留学生や学生、小倉商業高校生、地域住民が一体となり企画・運営した同祭。色とりどりの国旗がはためく空間に各国の料理を販売する屋台が出店し、普段なかなか味わえない異国の味を楽しんだ。

 日本、カンボジア、韓国、イギリス、中国、台湾出身の学生が北九州市の企業と共同で考案した「多文化弁当」も注目を集めた。各国の代表的な料理を一つの弁当に詰め合わせたもので、当日限定で販売した。学生たちは自国の料理を地元の食材と融合させ、新しい味を生み出すことに挑戦。来場者はワークショップ形式で各国料理が詰め込まれた弁当を食べ比べながら交流を深めた。

 会場には、各国料理の試食体験コーナーのほか、各国の文化を紹介するブースも開設。ステージイベントでは、各国の学生が自国の音楽やダンスなどを披露。会場全体が一体となって盛り上がりを見せた。日本の伝統文化である餅つき体験コーナーも設け、子どもも大人も一緒にきねと臼を使って餅をつきながら交流を深めた。

 実行委員会の清藤隆春さんは「地域の人が家族と一緒に参加し、学生や留学生も自国や日本文化を学ぶきっかけになれば」と期待を込める。

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