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飯塚に焼き菓子店「BAKE SHOP 詩と論」 12年間の修業経て独立

(右から)店主の鴨川茜さん、茜さんの母

(右から)店主の鴨川茜さん、茜さんの母

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 焼き菓子とケーキを販売する「BAKE SHOP 詩と論(しとろん)」(飯塚市弁分)が8月23日、飯塚にオープンした。

焼き菓子=8月23日にオープンした「BAKE SHOP詩と論」

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 店主の鴨川茜さんは製菓専門学校で焼き菓子とケーキ作りを2年間学んだ後、飯塚市内のケーキ店で6年、宮若市内の洋菓子も手がける和菓子店で4年半勤め、独立した。

 「もともとカフェなど、お菓子のある空間が好きだった。決まったお菓子やケーキを作るのもいいが、自分が作りたいものに挑戦するため独立を決意した」と鴨川さんは振り返る。

 店名の由来について、「開店後はケーキも焼き菓子と同じくらい人気商品となっているが、焼き菓子をメインの軸にしたかったため、『BAKE SHOP』を入れた。私自身がレモンを使った焼き菓子が好きなので、フランス語でレモンを意味する『シトロン』に、店の雰囲気に合わせて漢字を当てた」と鴨川さん。

 店舗面積は39平方メートル。テラス席4席も用意。商品は、米粉のレモンケーキ(260円)、パウンドラスク(280円)、ヘーゼルナッツクッキー(220円)などの焼き菓子のほか、シフォンサンド(400円)、レモンのパンナコッタ(430円)、バスクチーズケーキ(500円)などのケーキを販売する。「複雑な味のケーキではなく、余計なものは入れないシンプルなケーキ作りにこだわっている」と鴨川さん。

 「今は開店したばかりで試行錯誤しているところだが、今後は週末限定でパンやキッシュなどに挑戦してみたい。推し活のオリジナルケーキの予約注文なども考えている」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~18時。水曜と隔週火曜定休。

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