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田川で「パラスポーツ・SDGs体験」イベント 世代超えボッチャで交流

ボッチャ大会で優勝したチーム

ボッチャ大会で優勝したチーム

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 田川の総合体育館(田川市伊田)で9月6日、「パラスポーツ&SDGs体験イベント」が開かれ、市民ら約60人が参加した。主催は田川市、共催はNPO法人「田川市スポーツ協会」、NPO法人「スカイラボサポートセンター」。

ボッチャのトーナメント大会に参加した子どもたち=田川で「パラスポーツ・SDGs体験」イベント

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 同市は、東京2020パラリンピックで車いすフェンシングチームの事前キャンプを受け入れたのを機に、パラスポーツの普及や共生社会の実現、SDGsの達成に取り組んでいる。

 田川市経営企画課の許斐隼さんは「今年2月に続く2回目の開催。ボッチャは子どもから車いすの人まで誰もが楽しめる。障害者スポーツを体験することで、自然に助け合える子どもを増やしたい」と話す。

 当日は、パラスポーツ体験としてボッチャのトーナメント大会を実施。SDGsをテーマにした「謎解き宝探し」では、参加者がシートを手にスタンプラリー形式で会場内のチェックポイントを回り、SDGsの17項目について学びを深めた。

 ボッチャ大会で優勝した伊藤鈴さん(小4)は「最後まで諦めずにやれて良かった」と喜び、妹の幸さん(小2)は「難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。母の瞳さんは「子どもが他のイベントで体験済みだったので、自分もやってみたいと思い参加した」と話した。

 ボランティアで審判を務めた長岡凛さん(中学2年)は「小さい子どもから大人まで楽しんでいた。障害の有無にかかわらず同じ条件でプレーできるのがパラスポーツの魅力だと感じた」と振り返る。

 スカイラボサポートセンター代表理事の川寄奈保美さんは「景品のお菓子は、家庭で消費しきれない食品を持ち寄る『フードドライブ』で集まったもの。身近なところからSDGsや食品ロスを感じてほしかった」と企画意図を明かす。

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