田川伊田駅で12月20日、イルミネーションの点灯が始まり、初日には点灯式が行われた。
イルミネーションを見に来た子ども=田川伊田駅で初のイルミネーション(写真提供=田川広域観光協会)
主催は田川広域観光協会。同協会理事長の二場公人さんは今年6月に就任。「就任したからには何かやりたいという思いがあった。暗いニュースが多い田川だが、明るい気持ちで年越しをしてほしい。『One TAGAWA』をスローガンに、思いを一つにしたい」と話す。隣の大任町に集まる人を田川にも呼び込み、観光につなげる狙いもあるという。
イルミネーションに使う約5万球のLEDは、民間企業の寄付によるもの。設営には児童から80代まで延べ60人のボランティアが関わった。
12月27日までは、駅前にラーメンや唐揚げ、たこ焼きなどのキッチンカーや雑貨店なども並ぶ。駅舎2階のテラスや駅前スペースにはテーブルも設け、飲食も楽しめるようにした。
点灯式に訪れた田川市在住の女性は「駅がこんなにきれいになってうれしい。毎年続けてほしい」と話し、福岡県立大学生の吉塚蒼馬さんは「普段とは違う明るい伊田駅を見ることができ、気持ちも明るくなった」と話していた。
二場さんは「初めての取り組み。多くの人に来てほしい。近くに飲食街もあるのでイルミネーションを楽しんだ後に寄ってもらえれば街が活気づく」と来場を呼びかける。
点灯時間は17時30分~21時30分。来年1月12日ごろまで。