福智町地域交流センター(福智町伊方)で12月21日、「福智町少年の主張大会」が行われた。
児童・生徒らが日頃の生活を通して感じていることや考えていることを発表し、社会の一員としての自覚を高めることなどを目的に開く同大会。
当日は、町内の小学6年~中学2年の代表7人が登壇。「ごみ拾いを通じた地球環境への思い」「地域で見守り活動を行う人への感謝」「将来の夢である保育士になるために、まずは身近な人に優しくしたいという決意」など、それぞれのテーマで思いを発表した。
審査の結果、最優秀賞には市場小学校6年の河原昴さんが選ばれた。演題は「今私たちにできること」。河原さんは、英彦山の沢登りで高い飛び込み台からのダイブに挑戦したエピソードを披露。町の研修事業「福智町少年の翼」で沖縄を訪れた際、家族と離れて触れた文化の違いや、平和祈念公園に多くの外国人が訪れている光景に触れ、改めて平和について深く考えたことなどを話した。
福智町指導主事の春永功二郎さんは「堂々とした発表だった。日頃から考えていること、改めて気付いたことを会場にいる全ての人に伝えてくれた。小さな体験から大きな学びがあった」と話す。
河原さんは「たくさん練習した。本番は緊張したが友人の応援の力もあって頑張ることができた。最優秀賞になれて、うれしい」と話す。
河原さんは2026年2月16日に行われる「第31回 少年の主張田川地区大会」に町代表として出場する。