
福智町を本拠地とするバレーボールVリーグ女子「カノアラウレアーズ福岡」のゼネラルディレクター(GD)に、ラグビー元日本代表の山田章仁さんが就任する。福智町が6月26日、記者会見を開き発表した。
山田さんは、ラグビー日本代表として2015(平成27年)年のワールドカップで活躍し、南アフリカ戦での歴史的勝利に貢献したことで知られる。国際舞台での経験も豊富で、同チームの中村恭輔社長と交流があったことが今回の就任のきっかけとなった。
山田さんは「現役アスリートの価値を向上させたいという思いがある。選手の皆さんには、周りの方々あってプレーができていること、日々の練習に取り組む姿勢を伝えたい。地域の子どもたちには、世界に目を向けることを伝える機会があれば」と意気込みを見せる。
中村社長は「チームはさらに上であるSVリーグへの参入を目指している。将来的にはオリンピックも目指しており、そのキーマンとなる山田さんには、世界で戦ってきた経験を選手に伝えてほしい」と期待を込める。
山田さんは今後、チームに合流し、選手へのアドバイスだけでなく、地域でのスポーツ交流イベントなどにも参加する予定。