特集

【筑豊を熱くする100人】 Vol.2 「Rebirth」大里さん

  • 0

  •  

 筑豊経済新聞は、筑豊で輝く「人」の魅力を発信し、地域への関心を高め、若い世代が「この街で何かをしたい」と考えるきっかけとなることを目指しています。本特集「筑豊を熱くする100人」は、その思いを形にする第一歩です。

 2人目は、飯塚と田川で女性専門のパーソナルジムを経営している大里晴香さんに話を聞きました。

 

-筋トレを始めたのはいつからですか?

19歳で始めました。もともとヒップホップダンスをやっていて、「割れた腹筋を見せたい」と思って20歳でジムに通い始めたけど、筋肉美を競う競技を始めてから、ダンスと競技を両立することは難しいと感じて、ダンスはやめて、筋肉競技の道に進むことを決めました。


【トレ-ニングを始める前の大里さん】

-大会に初めて出たのはいつですか?

 23歳のときに、初めてボディービルの福岡県の地方大会に出て優勝し、九州大会にも出て優勝しました。だけど、その時の減量がつらすぎて、その後3年間全く競技に出ませんでした。今では女性が筋肉競技に出るというと、「ビキニフィットネス」「フィットモデル」など、女性らしい丸みのある立体感を魅せる競技を選ぶ人が多いと思いますが、当時は「ビキニフィットネス」のコンテストは、日本では行っていませんでした。

【オ-ルジャパンビキニフィットネスで初優勝したときの大里さん】

26歳のときに、初めて「オールジャパンビキニフィットネス」という大会が開かれました。「1回目で優勝したら格好いいだろうな」と思って、覚悟を決めて取り組みました。その結果、2014年と2015年の大会で2連覇を果たしました。

【オ-ルジャパンビキニフィットネスで2連覇したときの大里さん】

-2019年に田川でRebirthを始められていますが、始めたきっかけは何ですか?

 大会を目指し減量をしていく中で、過食嘔吐(おうと)になってしまい、とても苦い経験をしました。今はユーチューブやSNSで減量の知識はたくさん手に入りますが、当時は「鶏胸肉・ブロッコリー・卵」だけで、「それ以外は食べたらだめ」という無茶な減量をしていました。一方、大会に出たとき、東京の人はもっと健康的に減量を進めている人が多いことを知りました。そこから、ちゃんとした知識を身につけて、適切で健康的に体重を落としていく方法を学んで、「私と同じように苦しんでいる人を救いたい」と思ったのがRebirthを始めるきっかけになりました。

 特に筑豊で始めた理由は、「地元をもっともっとフィットネスで活性化させたい」という思いです。筑豊の若者の間では、特に健康に対する意識が低く、「ジムに行って、何してるの?」「筋肉つけて何になりたいの?」「プロテイン飲んだら筋肉ついちゃうよ」「ボディービル競技っておじいちゃんの競技でしょ」という声があったり、タンパク質や炭水化物の違いが分からなかったり、糖質=砂糖と思っていたりと、筋トレと食に対する知識の乏しさを肌で感じていました。

-これまでどのようなお客さまが通っていましたか?

 これまでで約1000人のお客さまを見てきましたが、お客さまのニーズは多様で、大会に出るためのサポートを行う人もいれば、ダイエットがしたくて通う人もいますし、体にメリハリをつけたい人もいますし、「人付き合いに悩んでいて変わりたい」と思って来る人もいます。

【大里さんが指導した大会出場者】

-トレーニングの指導を行う上で、心がけていることはありますか?

 仕事でも家庭でも、嫌なこと、ストレスがたまるようなことがあると思いますし、トレ-ニングもきつい、しんどい、辛いときもあると思いますが、どんなに暗い顔でRebirthに来ても、帰るときには笑顔になって帰ってもらうことを心がけています。トレーナー側は、自分自信にどんなに辛いことがあっても、「お客さまを笑顔にすることを第一に考えよう」と約束しています。

-Rebirth飯塚店の特徴は何ですか?

 ヒップスラストやヒップアダクションマシンなど、主にお尻と下半身を鍛えるマシンを多く置いています。特に、垂直レッグプレスは福岡で他のトレーニングジムで見たことがありません。お尻の丸みと立体感は女性にとっては大事なポイントだと思いますので、しっかりと鍛えていけるように、マシンをそろえています。

【ヒップスラストの使い方を説明する大里さん】

-今後の展望を教えてください。

 健康寿命を伸ばすことを考えたときに、体が作られる幼少期から始まります。幼少期に親が正しい知識で、食事を作ることが大事だと思います。ジャンクフードやスナック菓子を、ご飯の代わりに与えてしまうなど、知らないと当たり前にやってしまいます。筑豊地域は特に食に対する知識が低いと感じていますので、いつかそのような食育の事業をやっていきたいと考えています。

 

-トレーニングをしようかどうか悩まれている人に一言メッセ-ジをお願いします。

 現在のお客さまの最高年齢73歳で、健康維持のために通っていらっしゃる人もいます。その方はトレーニングを通して、「自分に自信がついた」と言っていました。その経験から、やはりトレーニングには年齢は関係がないですし、思い立った今が一番若いので、まず一歩を踏み出す勇気を出して、1年後よりも、今この瞬間から始めた方が後悔しないと思います。

Rebirth飯塚店
住所:福岡県飯塚市川津205−1
インスタグラム:https://www.instagram.com/rebirth_totalbeautysalon/
Rebirth田川店
住所:福岡県田川市奈良1797−212
インスタグラム:https://www.instagram.com/rebirth_fukuoka/
営業時間:10時~21時
公式HP:https://rebirthpersonalgym.wixsite.com/rebirth
  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース