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田川で終活イベント「天晴れ孤独死」開催へ 孤独死のイメージを見つめ直す

来場を呼びかける(左から)橋本昌典さん、長尾聖子さん、熊谷拡大さん(写真提供=社会保険田川病院)

来場を呼びかける(左から)橋本昌典さん、長尾聖子さん、熊谷拡大さん(写真提供=社会保険田川病院)

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 田川の社会保険田川病院(田川市稔町)で11月30日、「孤独死」をテーマにした終活イベント「天晴(あっぱ)れ孤独死」が開かれる。主催は「縁起でもない実行委員会」。

相談ブースの様子=田川で終活イベント「天晴れ孤独死」(写真提供=社会保険田川病院)

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 同イベントは昨年「縁起でもないつどい」として始まり、今回で2回目。「終活で困っている人を『つなぐ場所』を作りたい」という思いから、医療、介護、宗教など異業種の有志が集まり企画した。

 今年のテーマは「天晴れ孤独死」。主催者は、「『孤独死=かわいそう』という誤解を見つめ直し、『孤立死』との違いを知ることで、自分らしい生き方や最期の迎え方を考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 当日は、介護や葬儀、相続などに関する専門家がブースを設け、来場者の相談に応じる。このほか、納棺体験や遺影撮影会などの体験ブース、地元の野菜や弁当、コーヒーなどを販売する「お楽しみブース」も多数並ぶ。

 13時からは、「『孤独死』は『孤立死』ではない」と題したトークイベントも開催。ケアマネジャーや看護師、住職らが登壇し、地域とのつながりがもたらす安心などについて語り合う。

 実行委員長で、社会保険田川病院の熊谷拡大(くまがいこおだい)さんは「『縁起でもない』と敬遠されがちなテーマだからこそ、多くの方に触れてほしい。終活は、今をより大切に生きる力につながる。肩の力を抜いて、気軽に立ち寄ってもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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