
飯塚市目尾の遠賀川河川敷の上空に現在、約160匹のこいのぼりが舞っている。
飯塚市から訪れた堺雄二さん・麗絵さん夫婦と1歳の娘の晶花莉ちゃん
この取り組みは、1996(平成8)年から地域の防犯パトロールなどを行っているボランティア団体「目尾フォーラム」(TEL 0948-24-8888)の呼びかけで始まった。家庭で使わなくなったこいのぼりを寄付で集め、毎年端午の節句に合わせて河川敷で泳がせ、地域住民や観光客の目を楽しませている。
同団体の河原太さんは「今年は3月30日に約30人のボランティアが40本の竹を立ててこいのぼりを設置した」と話す。飯塚から1歳の長女・晶花莉ちゃんと訪れた堺雄二さん・麗絵さん夫婦は「娘がこいのぼりが好きなので来た。今日は風が強くてよく泳いでいて良かった」と話していた。
河原さんは「小さな子どもからお年寄りまで、訪れる全ての人がこいのぼりを見て笑顔になってくれたらうれしい。少しでも地域活性化につながれば」と話す。
こいのぼりは5月10日まで掲揚する。同団体では、家庭で使わなくなったこいのぼりの寄付も呼びかけている。