
直方にある観光農園「ブルーベリーラボ直方」(直方市上頓野)が6月7日、「ブルーベリー食べ比べ体験」を始めた。
ブルーベリー狩りができる農園の様子=観光農園ブルーベリーラボ直方(写真提供=ブルーベリーラボ直方)
神谷博章さん・愛さん夫婦が2021年に開いた同園。園主の愛さんはもともと看護師をしていたが、関東にあるブルーベリー観光農園で「樹上完熟ブルーベリー」に出合ったことをきっかけに、ブルーベリーに魅了され、「自分たちが納得できるブルーベリーをほかの人にも食べてほしい」という思いで同園を開いた。
農園候補地を見つけることから始め、ハウステンボスでの養液栽培事業の手伝いで修業したり、農園予定地に防草シートを敷いたり、農園の入り口に階段を自作したりするなど、「自分たちでできることは自分たちでする」をモットーに、同園を作り上げてきたという。
「今年は気温が不安定だったので、色づきが例年より1~2週間ほど遅れている状況だが、味・実付きは毎年良くなっている」と愛さん。5年目となる同園では現在、40種類以上のブルーベリーを栽培しており、「ブルーベリー狩り」ではその時期に食べられるものは全て食べ比べができる。常時6~10種類が1時間食べ放題になるという。
愛さんは「ブルーベリー本来のおいしさを味わってほしいと思い、ブルーベリー観光農園を直方で始めた。さまざまな品種や味があること、完熟ブルーベリーはこんなにおいしいんだということを皆さんに知ってほしい。併設する農園カフェは予約なしで利用でき、自分たちがおいしいと思うものをこだわって作っている」と話す。
博章さんは「非農家から農家になり、観光農園を開園するところまではたどり着いた。これからは、より多くの方に楽しんでもらえるような場所にしていきたいし、さらに大きく飛躍したい」と意気込みを見せる。
営業時間は10時30分~。月曜・水曜・金曜定休。参加費は、大人(中学生以上)=2,000円、小人(小学生以上)=1,000円、幼児(4歳以上)=500円、3歳以下無料。要事前予約。