
田川市は7月21日、共生社会の実現を目指し、NPO法人「スカイラボサポートセンター」と連携協定を締結した。
田川市とのきっかけをつくったドイツ出身で田川市国際交流員のメンッヒ・マーティンさん(中央)
同NPOは、将来を担う子どもたちが環境に左右されず、明るく健康に育つことを目指し、子どもの居場所作りやひとり親の自立支援、子育て交流の機会を作ることなどを通じ、子育てに関わる人々の精神的・経済的な安定と子どもたちの生きる力を育むことを目的に活動する。
協定の主な取り組みは、「緊急(災害時を含む)時における食料品などの支援」「子育て世帯の支援」「子どもの居場所作り」「SDGsの推進」「市民広報」の5項目。
同NPO代表理事の川寄奈保美さんは「2015(平成27)年から任意団体として活動してきた。子どもたちの遊ぶ場所が少ないとの問題意識から夏休みの企画として始めた『子育てフェスタ』は今年で10回目を迎える。今後は田川市との連携により、場所や資金面で課題を抱える子ども食堂運営団体への支援も進めたい」と意気込む。
村上卓哉市長は「当市は、パラリンピックのホストタウン受け入れなどで共生社会の実現に向けた取り組みを進めてきた。この協定を機に、市民の意識がさらに高まることを期待している」と話す。
今後の取り組みとして、子育てフェスタでのSDGs啓発、パラスポーツ・SDGs関連イベントの協働開催、TAGAWAコールマイン・フェスティバルでのイベント開催などを予定する。