コーヒーやスイーツを提供する「お手紙喫茶tetone(テトネ)」(田川市番田町1)がオープンして、5月3日で1カ月がたつ。
店舗外観=田川に「お手紙喫茶tetone」(写真提供=tetone)
店主は田川市出身の久保田鈴菜さん。開業前は「いいかね Palette」「ずこうしゃこどもアートスタジオ」で勤務していた。「田川を盛り上げること、『何かやりたい』を形にできる場所で働きたかった」と振り返る久保田さん。毎月筑豊地域のどこかで「ツキ市」というイベントを主催し、人と人がつながる衣食住をテーマにした場所づくりに取り組んできた。「20歳の頃においしいコーヒーと出合い、コーヒーをいれることを始め、筑豊のコーヒー店に教わりながらイベント出店での提供を重ねてきた」と話す。
「店というより場所を持ちたい」という思いがベースにある久保田さん。これまでの活動を通じて出会ったつながりから、田川市内の老舗酒店「味の番頭 田蔵」が以前カフェを営んいたスペースを間借りする形で出店した。家具類には、田蔵の店主の母が集めたアンティークを主に使う。
店舗は1階・2階の2フロア構成で、各フロアの面積は約37平方メートル。1階にはカウンター3席と2人席2卓・4人席1卓を配置し、満席の場合は2階(2人席1卓・7人席1卓)も使う。
ドリンクは、田川市内の自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「tas coffee」が手がけたオリジナルブレンドのコーヒー「Coffee(tetone blend)」や、自家製ジャスミンシロップにマーガオとミントを加えた「Jasmine Tea Soda」を用意する。スイーツは、卵・チーズ・ミルクと季節の具材を詰め込んだ日替わりの「Quiche(キッシュ)」(以上500円)を用意。食材には筑豊地域で採れた野菜などを使い、子ども向けのメニューも準備し、テイクアウトにも対応する。
店名は「手(te)」と「音(ne)」を組み合わせた造語。「自らの手で作り出すことのできる場所でありたい、音のように見えなくとも感情や思いを届けられる場所でありたい」という意味を込めたという。久保田さんは「地域の方々だけでなく、市外に向けても田川って何か面白いと思ってもらえる場所にしたい。誰もが都会に行かずとも自分のやりたいことをかなえられる相談の場所であり、人とつながることで起こる化学反応を形にできる場所を目指している」と意気込む。
営業時間は12時~21時。営業日はインスタグラムで知らせる