IT技術者の育成・交流などを目的にした「第15回e-ZUKAスマートアプリコンテスト2026」の参加者を現在、飯塚市産学振興課が募集している。
高校生チームが「反射神経鍛えマシン」を発表=飯塚でアプリコンテスト参加者募集(写真提供=飯塚市産学振興課)
IT技術者を志す学生らの技術力・提案力の向上や、IT企業との交流の場を創出することで「IT技術者が集まる飯塚」の環境づくりを進める同取り組み。2012(平成24)年に始まり、今年で15回目となる。同課主任の楪(ゆずりは)翔太さんは「回を重ねるごとに参加作品の技術的な完成度は着実に向上している。アイデア段階にとどまらず、実際に動くアプリとして形にする力が年々レベルアップしている」と話す。
今年は新たな取り組みとして、ITクリエーター向け作品投稿プラットフォーム「ProtoPedia(プロトペディア)」を活用。参加者が自身の作品をポートフォリオとして残せる仕組みを導入する。
一般の部(高校生以上)のテーマは「Innovative Hack for Local in 飯塚」。「まちづくり」「教育」「福祉」「経済」「災害」の5分野から1つを選び、オープンデータなどを活用して地域課題を分析した上で、市民生活の向上につながるアプリを開発・提案する。スマートフォンのほか、メタバースやスマートウオッチ、ロボットなど幅広いスマートデバイスのソフトウエア開発も対象。個人またはグループで応募できる(同一校からは10グループまで)。
小学生・中学生の部は、市内在住または通学する児童・生徒が対象。テーマは「『あったらいいな』こんなもの~」で、「Scratch(スクラッチ)」などのツールを使ったオリジナルプログラム作品を募る(1グループ4人以下)。昨年は小学生が「何でも翻訳機」、中学生が「反射神経鍛えマシン」などを生み出した。楪さんは「幼い頃からプログラミングやものづくりの楽しさに触れることが、将来この地域を担うIT人材育成の最初の一歩になる」と話す。
同コンテストでは、かつての出場者が協賛企業として後輩を支援する側に回っているケースもあるという。楪さんは「挑戦者だった人が次世代の挑戦者を育てる側へと成長していく。コンテストが単なるイベントではなく、人材を育み、地域に還元され、また次の人材を育てる循環こそが、15年間続けてきた成果」と手応えを話す。
最終審査会は10月10日、九州工業大情報工学部(飯塚市川津)のラーニングアゴラ棟で行う。グランプリ(1点)には賞金30万円のほか、インキュベーション施設の1年間無料利用権を贈る。飯塚市長賞(1点)にはギフトカード3万円を用意。
応募締め切りは、一般の部=8月14日まで、小中学生の部=9月上旬まで(予定)。