天郷(あまのさと)醸造所(福智町上野)が手がけるクラフト醸造酒「在る宵 天郷 -Amanosato」が5月17日、カンヌ国際映画祭の公式セレモニー「CANNES GALA」で提供される。
福智町から世界の舞台へ挑む天郷醸造所の代表取締役・中山雄介さん=天郷醸造所のクラフトサケ
同セレモニーは、フランスでの映画祭期間中に開かれる完全招待制の会合。世界各国の映画人や起業家、政府関係者ら約150人が参加し、国際映画スタジオ「NOMA」が主催し、同映画祭のマーケット部門が公認している。2026年は日本が「Country of Honour(名誉国)」に選ばれており、その節目に地方の酒蔵の一本が選定された。
提供されるのは、福智町産ヒノヒカリを100%使った同社のフラッグシップモデル。2023年12月設立の同社は、アイガモ農法で原料を栽培。水の確保も困難な土地からゼロでスタートし、土地や人、時間に向き合う酒造りを軸としている。
代表の中山雄介さんは「酒とは単なる嗜好(しこう)品ではなく、人の営みの中で受け継がれてきた文化。その背景にある時間や記憶までも含めて味わうもの。この一杯を通じて、日本の文化と地方の可能性を世界へ届けていきたい」と意欲を見せる。
価格は1万6,500円(720ミリリットル入り)。公式オンラインショップで扱う。