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直方で筑豊高生と巡るまち歩きイベント 東蓮寺藩の墓塔から成金饅頭まで

直方市石炭記念館の蒸気機関車前で記念撮影する参加者と生徒=直方の城下町を筑豊高校生が案内(写真提供=福岡県立筑豊高校)

直方市石炭記念館の蒸気機関車前で記念撮影する参加者と生徒=直方の城下町を筑豊高校生が案内(写真提供=福岡県立筑豊高校)

 まち歩きイベント「筑豊高校生と巡る直方まち歩き~食べて歩いて歴史を発見!直方大冒険~」が10月31日、直方市の直方駅を発着点に開かれる。主催は直方市観光物産振興協会。

「大曲り」の説明板の前でガイドする筑豊高校の生徒=直方の城下町を筑豊高校生が案内(写真提供=福岡県立筑豊高校)

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 福岡県立筑豊高校(直方市頓野)の生徒が観光ガイドを務め、「のおがた観光ガイド泰山木の会」が協力する。2021年に始まり、今年で6回目。

 直方にある県立高校として、「もっと地域と関わりを持ちたい」「地元のことをよく知らない生徒が多い」という同校の問題意識から、生徒に観光ガイドを提案したのが始まり。金沢商業高校(石川県金沢市)の生徒が兼六園でガイドを務めていることも参考にした。直方は1623年に福岡藩の支藩・東蓮寺藩が置かれた城下町で、初代藩主・黒田高政の墓碑が残るが、市民のほとんどが知らない現状も背景にあるという。

 ガイドを務めるのは同校3年ビジネス情報科の生徒3人。「課題研究」の授業として取り組む。テーマとキャッチコピー、コース選びから生徒が手がけ、ネットで調べた内容を現地に出向いて確かめ、原稿を作った。「泰山木の会」の会員からガイドの心得や原稿のチェックを受け、10月23日には本番と同じコースでリハーサルを行う。

 コースは直方駅の魁皇像前を出発し、雲心寺、多賀神社、直方市石炭記念館、多賀町公園、大曲り構口(かまえぐち)、「久遠チョコレート」「カレー焼き次元」、圓徳寺、「成金饅頭大石」を巡り、直方駅の車寄せで解散する。全行程は約2時間。

 雲心寺には初代東蓮寺藩主・黒田高政と2代藩主・黒田之勝の墓塔がある。大曲り構口は多賀町公園と殿町商店街の間にあり、敵が攻め込みにくいよう道を直角に曲げた城下町の名残で、長崎街道の難所として知られる。石炭記念館の隣には、人力車を発明した和泉要助の人力車を展示する。

 立ち寄る3店も生徒が選んだ。「久遠チョコレート」は障害福祉サービスを手がける悠友(直方市津田町)が運営し、障害のある人が作り手として働く。アイスの棒を液状のチョコレートに漬けて食べるスタイルが特徴。「カレー焼き次元」は直方のソウルフードとされるカレー焼きの店。「成金饅頭(まんじゅう)大石」は成金饅頭発祥の店とされ、製造の様子を見学できる。

 筑豊高校で観光ガイドを担当する松野三紀さんは「城下町だった直方の歴史と、生徒が薦めたいグルメの3店を知ってもらいたい。参加した人がリピーターとなり、街の活性化につながれば」と話す。

 「泰山木の会」の安部博さんは「ガイドをしたいという生徒の熱意から協力を決めた。高校生に直方の歴史を知ってもらい、成長していってほしい」と期待を込める。

 ガイドのリーダーを務める大石澪奈さんは「人と話すことが大好きで、直方の魅力ある場所をたくさんの人に伝えたいと思った。参加する人に学んで楽しんでもらいたい」と話す。

 昨年の応募が定員を上回ったことから、今年は定員を10人から15人に増やした。参加費は保険料のみだった昨年から500円上げ、江戸時代の直方の地図代と飲食代を含めた。

 当日は9時に集合し、12時に解散予定。参加費は1,000円(保険料、資料代、飲食代込み)。定員は先着15人。申し込みは9月1日~10月20日、電話、ファクス、メールで受け付ける。荒天時は中止。

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