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福智「7世代キャンプ」が区画増設 山頂から田園風景と福智山を一望

新設したサイトに立つ代表の日髙将博さん(写真提供=7世代キャンプ)

新設したサイトに立つ代表の日髙将博さん(写真提供=7世代キャンプ)

 キャンプ場「7世代(ななせだい)キャンプ」(福智町市場)が9月19日、丘エリアの上に新設した山頂サイト5区画と中腹サイト3区画をオープンする。既存の12サイトと合わせ、車を横付けできるオートサイトは20区画になる。

「屋根裏グランピング」の寝室(写真提供=7世代キャンプ)

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 同施設は2022年12月、代表の日高将博さんが実家の裏山を開拓して開いた。日高さんは福智町出身。大学進学を機に京都へ移り、中国や名古屋、イギリス、東京で暮らした。商社や国際NGOで働き、東日本大震災や熊本地震などの災害支援にも携わった。イギリスの大学院を卒業後は日本財団の国際事業部などで勤め、2022年に地域おこし協力隊として福智町にUターンした。

 裏山は祖父が守ってきた山で、日高さんも幼い頃はよく手伝った。「木を切ったり大工仕事をしたり、祖父は私の憧れだった」と日高さん。祖父の死後は残された山や竹林を生かそうと2017(平成29)年から3年間、大学生のボランティアと「バンブースペースプロジェクト」を立ち上げ「森の音楽祭」などを開いていたが、コロナ禍で続けられなくなった。「久しぶりに帰った時に荒れ果てた竹林を見て、福智町に戻ってこの山を守ろうと決めた」と振り返る。宿泊施設が少なかった福智町に滞在型で楽しめる場所を作ろうと、キャンプ場作り自体をイベントとして行い、近隣や遠方から集まった人と共に整備した。施設名はネーティブアメリカンの教え「7世代先までのことを考えて行動しなさい」にちなむ。

 オートサイトの「森サイト」「丘サイト」のほか、「屋根裏グランピング」、「手ぶらプラン」、車の乗り入れをしない区画サイト「竹林サイト」とフリーサイト「ブッシュクラフトサイト」を備える。温水洗浄便座付きトイレや温水の炊事場、シャワールームがある。日高さんは「客の意見を聞きながら少しずつ改善していけることが強み。口コミでは水回りの清潔さに触れる投稿をもらい、管理体制を評価してもらっている」と話す。

 新サイトは丘サイトの上にあった竹林を整備して造成した。土地は近隣住民から購入し、長く放置され毎年生える竹や枯れて倒れた竹が残っていたため、地元の仲間、ボランティアの学生や工務店と共に整備した。10メートル四方の区画が8サイト。全ての区画から福智山系と市場の田園風景を見渡せ、夜は星空も望める。日高さんは「福智山は地元の宝で、市場の田園風景はこの土地の自慢。多くの人の協力のおかげで、県外や海外からも人が訪れ、楽しんでもらえる場所になった。一人でも多くの人に知ってほしい。それが上にサイトを作ろうと思った理由」と話す。

 区画番号や矢印、注意事項の看板は、小屋を建てた際の壁の廃材に白い塗料で手書きした。三角に切った廃材を焼いてひもに通したガーランドは、大きな段差や区画の境に張り、転落防止と区画の目印を兼ねる。日高さんは「福智山と田園を望みながら、ゆったり過ごせる。地面は真砂土でふかふか。水はけが良く、テントも汚れにくい」と話す。

 チェックイン=13時30分~17時、チェックアウト=10時30分。利用料金は、1区画=平日4,000円~7,000円、土曜・日曜・祝日6,000円~9,000円(大人2人・車1台込み)。予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」で受け付ける。

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