鶏の炭火焼きの移動販売店「炭火道場 弘、(すみびどうじょうひろ)」が道の駅おおとう桜街道(大任町今任原)や「KAHO TERRAS(カホテラス)」(飯塚市鶴三緒)などで営業を始めて、9月7日で半年がたつ。
店主は糸田町出身の木下弘夢さん。柔道初段・相撲参段で、大手運送会社に6年勤めた後、独立した。「食を通してお客さまを笑顔にしたい。子どもたちの笑顔を増やし、町を明るくしたい」との思いから開業した。店名は幼い頃から続けた柔道と相撲にちなみ、「礼儀やあいさつなど武道の素晴らしさを知ってもらいたい」と付けた。
店を構えず移動販売の形を選んだのは、どこにでも店を出せるため。出店先は、食彩館糸田店(糸田町)、メッカXP頓野店(直方市下境)などのほか、さまざまなイベントにも出店する。「商品と価格がすぐ分かるよう表示し、清潔さを保つことや、行列ができても焦らず一つ一つの工程を妥協せずに提供することを大切にしている」と木下さん。
商品は鹿児島県産の鶏を使う炭火焼きで、「親鶏もも」「はらみ」「ふりそで」の3種(以上550円)。ふたが閉まらないほど盛る「筑豊とんそく」(350円)もそろえる。「できる限り前日に仕入れて新鮮なものを提供している」。
木下さんは「お客さまを笑顔にして、自慢していただける店にしたい」と話す。菓子なども配っており、「大人からお子さままで楽しめる空間。心を込めて焼いているので、話だけでも気軽に足を運んでもらえれば」とも。
8月9日には熊本地震で被災した熊本県氷川町を訪れ、氷川町立竜北東小学校と同竜北西部小学校で炊き出しを行った。同級生や後輩らとキッチンカーやテント計6台で向かい、支援物資も届けたという。木下さんは「元気を届けに行ったはずが、逆に元気と温かさをもらった」と振り返る。
出店場所と営業時間はインスタグラムで知らせる。